reagent

bFGF

bFGF(塩基性繊維芽細胞成長因子)はES/iPS細胞培養時に未分化性を維持させながら、細胞を増殖させるために必須の因子で、各種幹細胞の維持培養に使用されます。

mIL-3(マウスInterleukin-3)

mIL-3(マウスInterleukin-3)巨核球、顆粒球-マクロファージ、赤血球、好酸球、好塩基球や肥満細胞の前駆細胞の生存、分化や増殖を促進する造血成長因子で、T細胞、脂肪細胞や好酸球で産生され、血小板産生、ファゴサイトーシスや抗体介在細胞毒性の作用を強めるます。

TNF-α

TNF-α(腫瘍壊死因子)は、炎症性サイトカインでメタロプロテイナーゼであるTACE(TNF-α変換酵素)の作用によりマクロファージをはじめ炎症、発生、分化など広範な生物活性をもつことが知られており、糖尿病などの疾患においてもTNF-α の過剰産生が起こることが報告されています。

Vitronectin

Vitronectin は、血液や細胞外マトリックスに存在する糖タンパク質で、細胞接着・細胞進展を促す細胞接着分子で、組織形成維持、血液凝固線溶系、免疫補体系、組織修復、癌転移、神経細胞の分化や突起伸長で重要な因子です

E-cadherin

E-cadherin は、上皮の完全性の維持に重要な分子で、上皮細胞の増殖、分化、生存の調節機構に関わり、腫瘍形成にも関与する可能性が示唆されています。

SCF

SCF(幹細胞因子)は造血機能の初期段階で働く造血細胞成長因子であり、骨髄培養において骨髄前駆細胞、赤芽前駆細胞、リンパ前駆細胞の増殖を促進する。

GM-CSF

GM-CSF(Granulocyte Macrophage colony-stimulating Factor:顆粒球単球コロニー刺激因子)は、多能性造血幹細胞に分化を促すサイトカインの一種。 
IL(インターロイキン)-3,5などと協力し、多能性造血幹細胞を骨髄系前駆細胞(CFU-GEMM)に分化させ、これを前期赤芽球系前駆細胞(BFU-E)、顆粒球単球コロニー形成細胞(CFU-GM)、好酸球コロニー形成細胞(CFU-Eo)、好塩基球コロニー形成細胞(CFU-Ba)らに分化させる。