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お知らせ 2026/09/23

ノロウイルスVP1発現カイコ蛹の経口ワクチン候補としての免疫原性に関する研究成果が「Vaccine」誌に掲載されました

弊社シニアマネージャーの佐々木友樹が共著者として参画した学術論文が、国際学術誌『Vaccine』に掲載されましたのでお知らせいたします。

本研究では、カイコ・バキュロウイルス発現系を用いてノロウイルスの主要カプシドタンパク質VP1を発現させたカイコ蛹を、精製せずに経口投与するワクチン候補として評価しました。

マウスを用いた試験では、GII.4 VP1発現カイコ蛹の経口投与により、血清中の抗原特異的IgGおよび腸管のIgAが誘導されました。また、凍結乾燥したVP1発現カイコ蛹をマウスに自由摂取させた試験では、全身および粘膜における抗体応答に加え、誘導された抗体のノロウイルスに対する中和活性が確認されました。GII.17についても、同様に抗体応答および中和活性が確認されています。

これらの結果は、カイコ蛹を組換えタンパク質の生産の場としてだけでなく、抗原を含む経口投与媒体として直接利用する「食べるワクチン」の可能性を示すものです。

KAICOは今後も、カイコ・バキュロウイルス発現系の特長を活かした経口ワクチンの研究開発を進めてまいります。

掲載論文
“Immunogenicity of norovirus VP1-expressing silkworm (Bombyx mori) pupae as an edible vaccine candidate”

掲載誌:Vaccine, Volume 92 (2026), 129108
DOI:10.1016/j.vaccine.2026.129108