ブタ用機能性飼料添加物「KAICO Powder」、ベトナムに続きアジア圏での展開を加速
タイでの実証試験開始および台湾での事業化に向けたパートナーシップを推進
KAICO株式会社(福岡市西区、代表取締役:大和建太、以下「KAICO」)は、自社開発したブタ用飼料添加物(製品名:KAICO Powder for Pig、以下「KAICO Powder」)について、
海外展開を一段と強化致します。この度、タイ・バンコクの主要畜産企業であるAMCOVET(本社:タイ王国・バンコク、CEO:Sermsak Jiebna、以下「AMCOVET」)の農場において野外実証試験を開始したほか、台湾・台北の家畜動物用医薬品メーカー Reber Genetics(本社:台湾・台北、董事長:江輝邦、以下「Reber」)と台湾での製品の流通販売に向けた提携を締結致しました。
飼料に混ぜるだけのブタ用飼料添加物「KAICO Powder」
本製品は、蚕の体内を活用して製造したタンパク質を用いた、経口摂取型の次世代飼料添加物です。主な特徴は以下の通りですが、『KAICO Powder』は、既に2024年9月にベトナム農業農村開発省にて飼料添加物として登録されています。
- 優れた利便性:
常温での保管・流通が可能で、特別な設備を必要としません 。 - 労働負担の劇的な軽減:
飼料に混合して食べさせるだけで健康維持を期待できるため、投与作業が極めて簡便です 。ベトナムでの実績では、従来の手法と比較して作業時間を99%削減できました 。 - 動物へのストレス緩和:
従来の投与方法と異なり、ブタに身体的ストレスを与えないため、生産成績や肥育効率の向上が見込まれます 。
タイおよび台湾における具体的な取り組み
- タイ・AMCOVET農場での実証試験(2026年3月開始)
約300頭規模の農場において、タイの飼養環境下での適用可能性や、投与方法の実用性を総合的に評価します 。この結果を踏まえ、年内の事業展開を検討します 。 - 台湾・Reberとの事業提携
養豚が盛んな台湾市場への導入に向け、製品登録や現地適合性の評価、将来的な流通・販売体制の構築を共同で進めます 。


Reber 董事長 江輝邦(右)
社会的意義と今後の展望
KAICO Powderの活用は、畜産現場における深刻な労働力不足の解消と、家畜の安定した生産に大きく寄与します 。
KAICOは今後も、蚕によるタンパク質発現技術をコアとし、対象動物や対象疾患を拡張した製品開発を継続します 。世界中の人や動物を健康リスクから守り、公衆衛生の向上に貢献することを目指してまいります 。

昆虫“蚕”で世界を変える!KAICOとは
KAICOは、『蚕で世界を変えていく。』というミッションのもと、難発現タンパク質の医薬品・診断薬・試薬を開発することを目的に、2018年4月に設立した九州大学発のベンチャーです。蚕の体内で自在にタンパク質を作ることをコアテクノロジーとして製薬会社等のパートナーと共に新薬を開発するという、ビジネスに挑戦しています。
現在、蚕で作ったタンパク質抗原を用いて経口ワクチンとする特許を出願し、ヒト用・動物用の経口ワクチン開発を行なっています。
